結婚して10年もすぎると妻とセックスレスに陥るなんてよくあることだと思います。私の場合もそのとおりでしたが、若くして結婚したせいか未だに性欲の減退は感じず、むしろセックスしていないせいで増す一方。しかし共働きで妻も疲れて帰ってくるのにその上セックスまで要求するのは・・・そんな悶々とした日々を送る中で出会い系で
人妻と知り合い、肉体関係まで結んでしまいました・・・という話はよくあること(?)だと思いますが、私の場合その先が色々と大変でした。
女遊びに慣れている男なら、たとえ妻帯者であろうとも上手く立ち回ることができるのでしょうが、残念なことに私はそうではありませんでした。程なくして私が出会い系を使っていること、そこで人妻と出会ってセックスに至ったことが妻にばれ、ああこりゃ離婚だなと覚悟を決めたときでした。
妻は私に、その人妻と会わせるように言ってきました。もうこうなってくると泥沼化は避けられそうにありません。しかし見るからに怒り心頭の妻が説得に応じるはずもなく、次の休日に私と妻、そして出会い系で知り合った人妻の3人で会うことになってしまいました。夫と、妻と、肉体関係だけとはいえ夫と不倫関係にある人妻・・・剣呑な空気が流れないわけがありません。ところが、その人妻と簡単な挨拶を交わした後で妻が言ったのは、全く予想だにしないものでした。
「今度『4人』で遊びに行きませんか?」
・・・4人? 当然ここには3人しかいません。では残りの1人はというと、これがその人妻の旦那さんということでした。
妻は普段温厚で、滅多なことでは怒りません。そしてそういう人間に限って怒りが爆発したときの威力はかなりのもの。どうにか穏便に済ませたい私でしたが、元はといえば私が悪いわけで。戦々恐々とする私を他所に、妻はとんでもないことを口にしました。
「スワッピングって知ってる?」
結論からいうと、妻は別に人妻とセックスしたことに対してはそこまで怒っているわけではなく、欲求が溜まっていることを黙っていたことに対して怒っていました。そんな事件があってからというもの、セックスしたいときは素直に妻に言うようにしています。気の使いすぎも考えもののようです。出会い系で人妻と不倫に走った結果夫婦仲が良くなるなんて思いもしませんでした。
ちなみにスワッピングの件ですが、本当にしました。当然というかなんというか件の人妻の旦那さんは最初は抵抗していましたが、結局性欲には勝てなかったようです。